「GO-TA」は国土交通大臣認定・壁倍率1.7を取得した制振ダンパーであり、耐力壁として壁量に算入することも可能です。ここではGO-TAの特徴と製造している企業の情報について調査した結果を解説します。
制振ダンパーであるGO-TAでは摩擦抵抗を利用しており、揺れによる建物の変形を約60%に抑えられる(※)とされます。この値は繰り返しの揺れに対する、層間変位です。地震で建物が揺れ始めると、壁に対して斜めにかけられたGO-TAに摩擦力が生じて、耐力壁への揺れのエネルギーが伝わるのを阻止します。
建物のプランや地震波により層間変位は変わりますが、制振ダンパーとして高い機能を備えると考えられます。
設置した後にメンテナンスがほとんど必要ないことも、GO-TAの特徴のひとつです。制振システムへの採用実績が多いオイレス工業の摩擦ダンパーを使用しており、耐久性能が高いことがメンテナンスフリーの理由となります。
またダンパーの構成部材においても、経年による劣化が少ない摩擦材を使用した上で、耐食性の高い表面処理を施すなど耐久性への工夫が見られます。設置してからの長期にわたる効果が期待できる制振ダンパーです。
まもるさん
GO-TAは層間変位を平均約60%に低減させることができ、国土交通大臣認定の壁倍率1.7も取得している制振ダンパーだ。頻繁なメンテナンスも必要とされないから、設置した後のストレスも少ないだろう。摩擦抵抗を利用しているから地震による揺れの力を逃がしやすく、壁量に算入できるから壁量の多い建物に適している。メンテナンスフリーで長く制振性を保てる制振ダンパーを求めているなら、製造元に相談してみてほしい。
GO-TAは筋交いタイプの制振ダンパーで、ホールダウン金物部分に斜めにかかるように設置することで、繰り返しの揺れによる建物の変形を抑える仕様です。延床面積40坪の建物ではXY方向に2つ、合計4つをバランスよく配置することで制振性を得られます(※)。平屋や2階建ての建物であれば1階部分に、3階建ての建物なら1階と2階にそれぞれ設置するのが目安です。
配送は1ユニットごとのパッケージとなり、ビスとボルトにて1箇所あたり約10分※で設置が可能です。ビスとボルトはパッケージに含まれているため、設置のために準備するものはありません。またブレースの長さの微調節も簡単に行えるため、使いやすい制振ダンパーだと考えられます。
公式HPに記載がありませんでした。
会社名 | 株式会社タツミ |
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所在地 | 新潟県見附市芝野町1232-1 |
電話番号 | 0258-66-5515 |
公式HP | https://www.tatsumi-web.com |
地震の大きさに関わらず、制震機能を発揮
・40坪、最短2時間で設置完了
・120年(※1)の品質保証があるためメンテナンス不要
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木造住宅を、より強固に!
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*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン