ゴムダンパーは、制震ダンパーの制震材の一つです。サイズは大型が主流で、ゴムが伸縮する性質を利用してエネルギーを吸収します。ゴムダンパーの特徴や効果を発揮する仕組み、メリット・デメリット、設置例について見ていきましょう。
ゴムダンパーは、特殊な粘弾性のあるゴムを制震材にしたダンパーです。ゴムは弾力性があり、伸び縮みするとゆっくり元に戻ります。そのため、繰り返される地震に対して特に効果が期待できます。
ただし、ゴム自体は気温に対する変化にやや弱く、寒過ぎると硬化し、暑過ぎると伸びてしまうという性質があるため、気温の変化が激しい地域では留意が必要です。また、ゴムに加えて、アクリルやシリコンなど、様々な材料を組み合わせた商品もあります。
まもるさん
制震ダンパーは「ゴムダンパー」のほかにも、「オイルダンパー」と「鋼材ダンパー」がある。お施主様が納得する制震材を決めるなら、下のボタンから3種類の特徴を比較してみよう。最近は、熊本地震のように、いつ発生するか分からない地震への備えが重要だ。お施主様は、工務店の説明で安心感が得られるはずだから、制震ダンパーの仕組みをしっかり把握して、住宅に合った製品を選んでほしい。
何を選べばいいか分からない…
そのお悩みは「制震ダンパー」3選で解決!
ゴムダンパーは、地震の揺れに対して伸縮させることで地震エネルギーを熱エネルギーに変え、ダンパーに吸収させます。地震の揺れに対してゴムが柔軟に変形するため、地震の揺れを柔軟に抑えることが可能です。
オイルダンパーと同様に、大きな揺れだけでなく小さな揺れに対しても効果を発揮しやすいです。大地震や余震はもちろん、日常的な風による揺れにも強い特徴があります。
はじめて「制震ダンパー」を導入する工務店にとっては、技術担当者や決裁者など数名から理解を得ることも重要なフローです。下記に、提案用の「素材別・制震ダンパー比較表」をご用意しました。ぜひPDFをダウンロードして、稟議書の添付資料としてご活用ください。
入居から1ヵ月足らずで、まさかの余震が新居を襲いました。北海道石狩市は震度4、数㎞しか離れていない札幌市北区新琴似や手稲区前田では震度5弱でしたが、「思ったほど揺れなかった」と平静を保てたそうです。
ゴムダンパーの特筆すべきメリットは、繰り返しの揺れに強いということ。ゴムは素材の性質上、小さな揺れからエネルギーを吸収して逃すため、微震、縦揺れ、横揺れなど、様々な地震から家を守ってくれます。
一方で、大型のものが多いため、施工できる場所に限りがあります。工法によっては導入できない可能性もあるため、ゴムダンパーを施主様に提案する前に、住まいに取り付けられる住宅かチェックが不可欠です。運搬や設置時は、現場で人手が必要となることもあるため、人件費も加味しておきましょう。
まもるさん
南海トラフ地震や首都直下地震など、大地震への備えがより重要となってきた昨今、増改築で制震ダンパーを希望するお施主様が増えているようだ。現場での設置の様子や、資料請求から施工日までのスケジュールは、下記リンク先、小型のオイルダンパー導入事例も参考にしてほしい。
地震の大きさに関わらず、制震機能を発揮
・40坪、最短2時間で設置完了
・120年(※1)の品質保証があるためメンテナンス不要
筋かいの多い在来工法の
木造住宅を、より強固に!
・2×4工法にも取り付け可
・タスキと筋交いと同フレームへ設置可能
新築限定!圧倒的な
知名度でお施主様も納得
・販促ツールでの工務店フォロー
・無料のシミュレーションソフトを提供
*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン