ミューダム®は、刀と鞘のような二重構造の鋼管がスライドする筋かい型ダンパーです。地震発生により、スライド部分でのアルミと鋼材の金属流動が発生します。ここでは、その特長や仕様を紹介します。
ミューダム®は、角形鋼管の斜材で、鋼管とアルミ板の金属流動部位を付帯し、内鋼管と外鋼管がスライドする筋かい型の制震ダンパーで、国土交通大臣認定の壁倍率を取得しています。(*)
地震発生時には、金属流動部位でアルミと鋼材が互いを押し付け合い、強い面圧を保持した状態のままスライドします。このとき、接触面同士が焼き付くことによる金属結合で十分に接着されます。同社調べにより、摩擦抵抗力を保持するアルミと鋼材を組合せることで、繰り返す揺れにも摩擦抵抗力がほとんど低下しないことが証明されています。
兵庫県南部地震を再現した振動台実験による時刻歴応答解析では、設置しない振動台に比べ約80%揺れを低減。同実験で再現した地震波を与えたところ、48回の加振に耐えることが認められました。
(*)認定の適用範囲は、木造軸組工法のみ。枠組壁工法およびその他の工法は認定範囲外であり耐力壁として扱うことはできません。
参照元：アイディールブレーン公式HP(PDF)(https://ibrain.jp/assets/downloads/muDAM_R_Manual_v34.pdf)
まもるさん
制震ダンパーは、地震エネルギーを吸収して家へのダメージを減らすもの。工務店としては、その仕組みと働きをポイントに、お施主様の家に適切なタイプを選んでほしい。良品を見極めるには、各メーカーが公表する実験のエビデンスもチェックしておこう。
ミューダム®は壁倍率、サイズ別に展開しています。施工マニュアルには、共通仕様として柱間隔(芯々寸法)、柱と間柱の間隔(芯々寸法)、横架材間内法寸法、柱寸法、土台、梁、胴差、桁等（横架材）断面寸法、間柱の切欠き位置が記載されています。そのほか、横架材に直接コーナー金物を取り付ける場合と、床合板の上からコーナー金物を取り付ける場合とで壁倍率も異なります。
参照元：アイディールブレーン公式HP(PDF)(https://ibrain.jp/assets/downloads/muDAM_R_Manual_v34.pdf)
公式HPに記載がありませんでした。
| 会社名 | アイディールブレーン株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区神田淡路町2-105 ワテラスアネックス13F |
| 電話番号 | 03-5289-0066 |
| 公式HP | https://ibrain.jp/ |
地震の大きさに関わらず、制震機能を発揮
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*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
参照元：トキワシステム公式HP(https://www.tokiwa-system.com/hosho/)
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています（大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く）。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン