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工務店目線で徹底比較「制震ダンパー」の選び方|まもるんぱー! » 「制震ダンパー」の選び方 6つのチェックポイント

「制震ダンパー」の選び方6つのチェックポイント

数ある制震ダンパーの中から、本当に建物とマッチする製品を導入するには?ここでは、住宅タイプや費用、性能、素材、住宅工法、施工性ごとに、制震ダンパーを選ぶ際のヒントについて紹介します。ポイントをしっかり押さえ、地震から住まいを守れるような制震ダンパーを選びましょう。

1)住宅タイプ(新築・リフォーム)から制震ダンパーを選ぶ

新築の場合、基本的にどの制震ダンパーも設置可能です。ただし、メーカーによっては2×4工法に対応していない場合もあるので注意が必要。 リフォームや増築工事で採用できるダンパーは限られているため、製品によっては「新築のみ」と表記しているケースもあります。 また、築年数が古く、耐震等級を満たしていない住宅には導入できない場合もあるので、まずは耐震診断を行いましょう。

2)人件費も視野に!費用で制震ダンパーを選ぶ

制震ダンパーの価格を公表しているメーカーは、ほとんどありません。導入数や階層、間取りによって発生する費用が異なるため、具体的な費用について明確な相場を知るには、1製品ごとに問い合わせや資料請求をする必要があります。また、制震ダンパー本体のほかに、人件費や副材費、配達コストなどが発生することも想定して、コスト感を認識しておくと良いです。

3)検証実験もチェック!性能から制震ダンパーを選ぶ

メーカー公式HPでは、制震ダンパーを使った実験動画などをエビデンスとして公表しています。ただし、メーカー独自に設定した条件下での実験であるため、各製品・各社の比較は難しいでしょう。人の命に関わる製品ですので、文字情報だけでなく、実験結果を映像で見るなども重要なチェック作業です。制震には、耐震のような建築基準がまだないため、それぞれの特長をしっかり見極めることが大切です。

まもるさん

良品を見極めるには、基礎知識に加えて、正しい選び方や各メーカーが公表する躯体実験のエビデンスなども見ておくといい。開示情報が多いメーカーの実験動画も参考にするなら、下のリンクで紹介している「制震ダンパー」おすすめ3選も、ぜひチェックしてほしい。

施工性、知名度、剛性で選ぶ
はじめての「制震ダンパー」3選

4)制震材の特徴表から選ぶ!制震ダンパーの種類

制震ダンパーの種類には、「ゴム」「鋼材」「オイル」の3種類があります。伸縮性が一番の特徴となるゴムダンパー、シンプルな構造で比較的安価で導入できる鋼材ダンパー、そして小型でトータルコストを抑えることが可能なオイルダンパーと、それぞれ特徴が異なります。比較表などの特徴一覧をもとに、住宅タイプやお施主様の希望に合う種類を選びましょう。

はじめて「制震ダンパー」を導入する工務店にとっては、技術担当者や決裁者など数名から理解を得ることも重要なフローです。下記に、提案用の「素材別・制震ダンパー比較表」をご用意しました。PDFをダウンロードして、稟議書の添付資料としてご活用ください。

5)制震ダンパーの配置は住宅工法で決まる

木造軸組工法には、基本的にどの制震ダンパーも導入可能ですが、2×4工法の場合は壁倍率や耐震等級の関係で、設置できる場所が限られます。種類と住宅構造の相性によっては、導入の検討ができないケースも。間違った選択で耐震等級を下げてしまわないためにも、工法に合わせた制震ダンパーの配置設計が重要といえます。

6)施工性を重視!制震ダンパーと断熱材の関係

大型の制震ダンパーは、運搬や設置時に人手が必要なうえ、断熱材に影響を及ぼす可能性があります。反対に、軽量な小型の制震ダンパーは、作業員1人でも設置が可能で、断熱材への干渉も少なくて済みます。 また、現場での作業ボリュームや施工性を考えるうえでは、1棟に設置する制震ダンパーの台数も把握しておくのがベターです。

まもるさん

「制震ダンパー」には、オイル、ゴム、鋼材と3つの種類があって、今日までに様々な製品が開発されているんだ。時間をかけて建てた家とお施主様を守るものだから、慎重に検討して選んでほしい。お問い合わせ・資料請求から施工日までのスケジュールや、お施主様が納得する説明方法は、下記リンク先の「オイルダンパー」を例に検討を。

「制震ダンパー」導入・販促<虎の巻>を見る

はじめて「制震ダンパー」を
導入するなら
まずは、この3選をチェック!
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*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。

参照元:トキワシステム公式HP(https://www.tokiwa-system.com/hosho/)

【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。

ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン

なまズン

制震ダンパー導入時に役立つ
行政機関の地震関連サイト

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特徴別制震ダンパー3選