まもるんぱー

制震ダンパーおすすめ比較3選【全64製品を徹底調査│まもるんぱー】 » 防災対策でできること » 南海トラフ地震は対策できる?

南海トラフ地震は対策できる?

南海トラフ地震とは?

南海トラフ地震は、駿河湾から九州沖にかけてのプレートの境界で起こる大きな地震です。過去には100~150年ごとに発生しており、今後30年以内に70~80%の確率で発生すると言われています。この地震が起きた場合、日本全体に大きな影響が出る可能性があります。

南海トラフ地震は、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込むことで、ひずみがたまって起こります。このひずみが限界に達して突然解放されると、地震が発生します。南海トラフは静岡県の駿河湾から紀伊半島沖、そして九州の日向灘まで広がっており、広い範囲で大きな被害を引き起こす恐れがあります。

もし南海トラフ地震が起きると、東海、近畿、四国、九州の沿岸部で震度7の強い揺れが予想され、太平洋沿岸には10メートル以上の津波が押し寄せる可能性があります。この地震による人的被害は数十万人、経済被害は数百兆円規模に達するかもしれず、日本全体の社会機能に大きな影響を与えると懸念されています。

この地震に備えるためには、家庭での防災対策がとても大切です。一人ひとりが事前に準備をすることで、被害を少なくし、自分や家族の命を守ることができます。家具を固定することや、必要な物資を備蓄すること、避難経路を確認することなど、日頃から意識的に対策をしておくことが重要です。

家庭でできる具体的な備え

家具の固定と配置

地震の際、家具や家電が倒れてくることで命に危険を及ぼす可能性があります。家具の固定や配置を見直すことは、自分自身を守るための大切なステップです。家具は必ず壁に固定し、特に寝室や子ども部屋にはなるべく家具を置かないように心がけましょう。L字金具や突っ張り棒を使って、転倒を防止してください。また、背の高い家具は避難経路をふさがないように配置し、出入口を確保しておくことも大切です。地震が起きた時にスムーズに避難できるよう、家具の配置には十分な配慮が必要です。

備蓄品の準備

大規模な地震が発生すると、電気やガス、水道などのライフラインが止まることがあります。そのため、少なくとも3日分、可能であれば1週間分の備蓄品を用意しておくことが安心につながります。まず飲料水については、1人1日あたり3リットルを目安に、3日分から1週間分を準備しておきましょう。さらに、生活用水としてお風呂に水を張っておくのも役立ちます。非常食については、長期間保存が可能なアルファ米や缶詰、ビスケットなどを用意し、普段から食べ慣れているものをストックしておくと、災害時に心の安心にもつながります。

非常用持ち出しバッグの準備

避難所へ移動する必要がある場合に備えて、リュックサックに必要なものをまとめておくことが大切です。持ち出しバッグには、飲料水や非常食、通帳や現金、身分証といった貴重品、救急用品として絆創膏や消毒液なども入れておきましょう。また、懐中電灯やラジオ、携帯充電器も必要です。さらに、乳幼児や高齢者がいる家庭では、おむつやミルク、介護用の食品など、家族の特別なニーズに応じた物品も準備しておくことが不可欠です。

避難経路の確認と共有

自宅から安全な避難場所への経路を事前に確認し、家族全員で共有することが大切です。自治体が指定する避難場所について、事前に調べるだけでなく、実際に避難経路を歩いて確認しておくと、いざという時にスムーズに避難ができます。特に、家族が一緒にいるとは限らないため、全員で避難の流れを共有し、誰もがどの道を通り、どこに避難するのかを理解しておくことが重要です。 事前に避難経路を実際に試してみることで、危険な場所や注意が必要なポイントも見えてきます。こうした確認と共有を通じて、地震発生時に家族全員が慌てることなく、安全に避難できるよう準備しましょう。

安否確認方法の設定

災害時には携帯電話がつながりにくくなることが多いため、あらかじめ家族間で安否確認の方法を設定しておくことが重要です。災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板などのサービスを利用する方法を決めておきましょう。また、どこでどのように連絡を取るかについて具体的に話し合っておくことで、万が一、災害が発生して家族が離れた場所にいる時でも互いの安否を速やかに確認することができます。

家庭の安全を守るための追加対策

日常からの準備

日常からできる防災の準備は、万が一のときに家族全員の安全を確保するうえで欠かせません。まず、ローリングストックの方法を活用しましょう。普段から食材を少し多めに購入し、使った分を買い足すことで、常に一定の備蓄を維持できます。この方法は特別な準備を必要とせず、日常の生活の中で簡単に取り入れられます。また、防災訓練に家族で積極的に参加することも大切です。自宅や地域で行われる防災訓練を通じて、避難の手順や必要な対策を身につけておくことで、災害時にも落ち着いて行動できる準備が整います。こうした日常的な準備が、いざというときに大きな違いを生みます。

災害時の心の備え

災害が発生すると、強い不安を感じることが予想されます。そのため、心の備えも忘れてはいけません。家族で災害が発生した際の行動について話し合っておくことは、各自が落ち着いて行動する助けとなります。「地震が起きたらどこに避難するのか」「安全が確認できたらどうやって連絡を取り合うのか」など、具体的に話し合うことで安心感が生まれ、実際の災害時にも冷静に対処することができます。また、家族の間で「災害が起きても慌てずに行動する」という心構えを共有しておくことが、不安の軽減に役立ちます。心の準備を日常から整えておくことで、災害が起きた際に家族全員が支え合いながら安全を確保することが可能です。

家庭でできる地震対策のまとめ

地震に備えるために、家庭でできる具体的な対策を整えることはとても重要です。まず、家具や家電の固定と配置を見直すことで、倒れてくる危険を減らし、避難経路を確保して安全に避難できる環境を整えることができます。また、飲料水や非常食の備蓄を十分に用意し、非常用持ち出しバッグを準備しておくことで、ライフラインが止まった場合でも落ち着いて対処することができます。さらに、家族全員で避難経路を確認し、安否確認方法について話し合うことも大切です。これらの対策を日頃から行うことで、災害時の不安を少しでも減らすことができます。

家庭でできる対策に加えて、住まいの耐震対策もぜひ検討してみてください。特に「耐震」と「制震ダンパー」の組み合わせは、住まいの安全性を高める効果的な方法です。制震ダンパーは建物に加わる揺れを吸収し、建物のダメージを軽減する装置で、地震が起きたときに耐震性を補強してくれます。新築住宅はもちろん、既存住宅のリフォームや耐震工事の際にも設置が可能です。一日の大部分を過ごす大切な住まいだからこそ、制震ダンパーを取り入れて、安心できる空間にしていきましょう。

時間がない!すぐ比較したい方へ
特徴別「制震ダンパー」3選

「制震ダンパーは種類が多くて、何を選んだら良いか分からない…」という方のために、手軽に取り付けられる「施工が簡単な制震ダンパー」や、安全性が高い「在来工法を強固にする制震ダンパー」、販売実績がある「知名度が高い制震ダンパー」をご紹介。導入時は、施工性やダンパー本体のサイズ、住宅との相性も確認しましょう。

後づけOK!
施工の時間もとらせない
αダンパーExⅡ
(トキワシステム)

トキワシステム_製品イメージ
引用元:トキワシステム公式HP
(https://www.tokiwa-system.com/concept/)
スペック
価格 要問合せ
サイズ 55mm×245mm×145mm
設置本数 8本~
施工期間 1.5~2時間
特徴

・40坪、最短2時間で設置完了
・120年(※1)の品質保証があるためメンテナンス不要
・リフォーム、後付け、新築、に対応尾可能

対応住宅
  • リフォーム
  • 新築
  • 古民家
  • 3階建て

断熱材への影響なし!
在来工法を強固にする
GVA(ジーバ) アイ・エム・エー

アイ・エム・エー_製品イメージ
引用元:アイ・エム・エー公式HP
(https://www.imanet.jp/construction_technique/)
スペック
価格 約60万円/40坪
サイズ 要問合せ
設置本数 要問合せ
施工期間 要問合せ
特徴

・2×4工法にも取り付け可
・タスキと筋交いと同フレームへ設置可能
・新築のみ対応可能

対応住宅
  • 新築

充実した販売・
設計サポートでフォロー
MIRAIE(ミライエ)住友ゴム工業

住友ゴム工業_製品イメージ
引用元:住友ゴム工業公式HP
(https://miraie.srigroup.co.jp/miraie/)
スペック
価格 要問合せ
サイズ 要問合せ
設置本数 4ヵ所/約42坪以下
施工期間 約2時間/1棟あたり
特徴

・販促ツールでの工務店フォロー
                            ・無料のシミュレーションソフトを提供
・新築のみに対応可能。(リフォーム・後付けは不可)

対応住宅
  • 新築
  • 3階建て

(*1):(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。

参照元:トキワシステム公式HP(https://www.tokiwa-system.com/hosho/)

【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに社名が掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを3社選出(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発製品を除く)。

下記に「素材別・制震ダンパー比較表」をご用意しました。技術担当者や決裁者など社内理解を得る際や、稟議書の添付資料としてご活用ください。

制震ダンパーの選び方が
わからない人へ
特徴別制震ダンパー3選