制震ダンパーは、地震による建物の揺れを50%程度軽減できる効果があるとされています。これにより、建物の変形や損傷を防ぐだけでなく、構造体へのダメージも大幅にダウン。特に繰り返し発生する中規模から大規模な地震において、ダンパーが揺れを吸収することで、建物全体の耐久性を維持し、倒壊リスクの低減や修繕コストにつながります。このような効果が見られることから、制震ダンパーをつけることによる意味は十分感じられると言えるでしょう。
ここでは、お施主様に聞かれやすい質問や情報を10項目ピックアップ。制震ダンパーに関してはもちろん、工務店の常識を“やさしい言葉で”回答できるよう、参考にしてみてください。
地震対策の工法である耐震、制震、免震の考え方と、それぞれの特徴や違いについて解説します。木造住宅の地震対策において、制震ダンパーは通常、耐震構造にプラスして設置することが前提です。その理由を、共振現象やキラーパルスとの関係を含めて詳しく紹介します。
地震波の種類である「P波」と「S波」の特徴と縦揺れ・横揺れとの関係、揺れに見舞われた時に建物には何が起こっているかについて説明します。また、制震ダンパーが地震のエネルギーを吸収する仕組みを、ゴムダンパー、鋼材ダンパー、オイルダンパーと、制震材別に紹介しています。
耐震性は建築基準法で明確に定められており、品確法による等級も決まっています。しかし、制震ダンパーに関する統一基準は現段階で明確に存在しないため、製品選びに迷ってしまうお施主様も少なくありません。ここでは、信頼できる製品を選ぶために、押さえておきたいポイントを見ていきます。
まもるさん
最近は、熊本地震のように、いつ発生するか分からない揺れに備えて制震ダンパーを検討するお施主様も増えてきているようだ。制震ダンパーは、地震エネルギーを吸収して家へのダメージを減らすもの。工務店としては、その仕組みと働きをポイントに、お施主様の家に適切なタイプを選んでほしい。
制震ダンパーを設置した後に、住宅の耐震等級が下がってしまうことを懸念するお施主様もいます。しかし、制震ダンパーは本来、構造に過度な力がかかるのを防ぎ、耐震性能を“底上げ”してくれるもの。高い耐震等級にこだわるだけでなく、必要な耐震性を確保しつつ制震ダンパーを適切に設置することのメリットを解説します。
制震ダンパーの設置費用に関しては、各メーカーともにHPで公にしておらず、1社ずつ見積もりを取る必要があります。また、建物の構造に一度組み込んでしまえば、以降メンテナンスフリーの製品がほとんど。地震からお施主様の家と命を守り、減災する効果を発揮するだけでなく、万が一の際に生活再建費用が大幅に抑えられるケースを紹介します。
耐震等級によって地震保険の割引を受けられることは、よく知られています。制震ダンパーはどうなのか、気になっているお施主様もいらっしゃるでしょう。ここでは、地震保険の割引や、公費の助成を受けた耐震診断・耐震補強の対象に制震ダンパーが含まれるかについて説明します。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン
建物の剛性や耐力の考え方や、地震エネルギーと揺れに対して建物が耐える仕組みなど、お施主様の理解の助けになる情報を集約しています。工務店にとっても気になる壁倍率ですが、制震ダンパーがどの程度影響するのか、しっかり把握しておきましょう。
リフォームや増築時に、制震ダンパーの導入を検討するお施主様は少なくありません。アンカーボルトと梁をつなぐような大型ダンパーは、新築住宅にのみ設置できることが多いのですが、小型の制震ダンパーは、その施工性から後付け対応可能な場合がほとんどです。リフォーム時に選ぶべき制震ダンパーの種類や特徴、その理由を説明します。
制震ダンパーとよく似た名称の製品に、制震用テープがあります。地震のエネルギーを吸収して熱に変換し、柱の変位量を抑えるという点は制震ダンパーと共通ですが、施工方法などには大きな相違があります。ここでは、制震用テープの形状や施工方法、その役割を紹介します。
新築であれリフォームであれ、地震対策はお施主様にとって大きな関心の一つです。ここでは、制震ダンパーを取り付ける利点や製品選びのポイントなど、お施主様の疑問に的確な答えを返すヒントをまとめています。
新築住宅を建てる際に取る耐震対策にはさまざまなものがあります。使用する建材の選定や基礎の種類、または制振ダンパーなどの装置を取り入れることがあげられますが、どれが効果的なのでしょうか。ここでは、新築住宅を建てる際の耐震対策について解説します。
中古住宅を購入するときに気になるのが耐震性能です。耐震性能は中古住宅でも調べることができるのでしょうか。ここでは、旧耐震基準と新耐震基準の違いや、中古住宅の耐震基準の調べ方、そして中古住宅でもできる耐震対策について解説します。
一戸建てでは税金面・ローン面でも耐震対策を施すと有利に働きます。もちろん住宅の強固さを高めるためにも耐震対策は必要です。ここでは一戸建てに耐震対策が必要な理由や具体的な対策法、制震ダンパーの有効性について解説します。
地震に強いとされる平屋でも、設計によっては複数階の建物と同じような影響を受けることがあり、耐震対策は必要となります。ここでは平屋における耐震対策の必要性や、具体的な方法、制震ダンパーを設置した際の効果について解説します。
鉄骨造住宅は木造に比べて、地震に強いとされています。しかし鉄骨造住宅は揺れが伝わりやすいという特徴も持つため、耐震対策を施すことは重要です。ここでは鉄骨造住宅の耐震性能と、有効と考えられる耐震対策について解説します。
鉄筋コンクリート造住宅は他の素材による住宅より耐震性が高いとされています。しかしさらなる耐震対策を行えばより不安が少なくなるでしょう。ここでは鉄筋コンクリート造住宅で有効とされる耐震対策や、鉄筋コンクリート造住宅の耐震性能についてご紹介します。
鉄骨鉄筋コンクリート造住宅は木造や鉄筋コンクリート造住宅に比べて、耐震性能が高いとされています。鉄骨を鉄筋とコンクリートで覆える構造であるためです。ここでは鉄骨鉄筋コンクリート造住宅の耐震性能をさらに高める方法についてご紹介します。
建売住宅の耐震性能は決して低くはなく、建築基準法レベルの耐震性は備えています。さらに最近の大震災の影響もあり、耐震等級3を備える建売住宅も少なくありません。ここでは建売住宅の耐震性能について、注文住宅との比較も交えながら解説します。
狭小住宅は都心部において多く見られますが、なかには耐震性能が低いケースがあります。特にビルトインガレージを設ける場合は、壁量の少なくなりリスクが増加する傾向に。ここでは狭小住宅における耐震性能と、地震による揺れを軽減する方法を解説します。
ローコスト住宅は価格が安いことから、耐震性能が低いのではないかと思われがち。しかし基準と比較して1.25倍の性能を持っており、決して低いわけではありません。昨今の建築基準と比較すると十分とは言えない側面があるので、耐震性向上は図っておきたいところ。ここではローコスト住宅の耐震性能について解説します。
長期優良住宅とは、良好な状態を保ったまま長く快適に住み続けられる住宅のことです。そんな長期優良住宅は、耐震性能もしっかりとしている点が特徴です。ここでは、長期優良住宅の耐震性能や制震ダンパーの有用性について詳しく解説します。
耐震住宅の耐震性能とは、震度6~7レベルの大きな地震が襲ってきても倒壊しないことです。しかし、耐震だけで大きな地震に備えるのは限界があります。ここでは、耐震住宅についてや、制震ダンパーの活用について詳しく解説します。
オーバーハング建築では1階部分の面積が狭いため、耐震性能が低くなりがちであるとされています。そのため地震対策として制震ダンパーの設置が適している住宅形態です。オーバーハング建築の概要と、制震ダンパーによる対策について解説します。
スキップフロアとは1つのフロアを段差で区切った構造のことです。スキップフロアの住宅にも耐震性能は備わっているはずですが、さらに地震への対策を進めるには制震ダンパーの設置が効果を発揮します。スキップフロアがある住宅の地震対策を解説します。
吹き抜けがある家は広々とした開放的な空間が得られることが魅力ですが、耐震性能が低くなりがちであるというデメリットもあります。柱や梁、耐力壁が少なくなるため、地震対策が課題となります。吹き抜けがある家の耐震性能と地震対策を解説します。
コの字型の家とは、一方向だけ外に面する中庭を持つ家です。プライバシーが守れるメリットもありますが、反面、コの字型の家では耐震性能が低くなりがちであるデメリットもあります。地震の揺れにどのように対応すべきか解説します。
リビングから外につながっていたり、掃き出し窓よりも大きな開口部があったりするのが大開口の家の特徴です。開放感があり採光が得やすいものの、壁の少なさから耐震性能が低くなりやすい問題も。大開口の家の耐震性能と地震対策を解説します。
軟弱地盤とは軟らかく弱い地盤のことです。その上に建てられた建築物は大きな地震が起きた際に、沈んだり傾いたり、建付けが悪くなったりすることがあります。軟弱地盤で耐震性能を向上させるために必要な対策について解説します
地震の大きさに関わらず、制震機能を発揮
・40坪、最短2時間で設置完了
・120年(※1)の品質保証があるためメンテナンス不要
筋かいの多い在来工法の
木造住宅を、より強固に!
・2×4工法にも取り付け可
・タスキと筋交いと同フレームへ設置可能
新築限定!圧倒的な
知名度でお施主様も納得
・販促ツールでの工務店フォロー
・無料のシミュレーションソフトを提供
*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン