昨今頻発する地震の影響で、お施主様から「制震ダンパーについて詳しく知りたい」と要望を受ける機会が増えてきています。地震対策への関心が高まるにつれて、より複雑な質問をいただくことも予想されます。家づくりのプロだからこそ、的確に応えられるよう、情報サイトや行政機関の公表エビデンスなどを準備しておくことをおすすめします。
工務店によっては、制震ダンパーを新築住宅に標準装備するため、製品情報を公式HPやブログなどで紹介しているところもあります。工務店が制震ダンパーの紹介をすることは、お施主様にとって「地震対策をしっかり考えてくれる」という安心感につながるでしょう。そのためにも、まずは工務店自ら、制震ダンパーへの知見を深めていく必要があります。
仮に、制震ダンパーをオプションとして設定する場合、当然ながら、お施主様はダンパーの必要性やメリット・デメリットなど詳細を聞いて、納得した上で設置を依頼されるはずです。製品の特徴はもちろんのこと、住宅タイプや工法に応じた説明ができるよう、準備を整えておく必要があるでしょう。
まもるさん
最近は、熊本地震のように、いつ発生するか分からない揺れに備えて制震ダンパーを検討するお施主様も増えてきているようだ。制震ダンパーは、地震エネルギーを吸収して家へのダメージを減らすもの。工務店としては、その仕組みと働きをポイントに、お施主様の家に適切なタイプを選んでほしい。
何を選べばいいか分からない…
そのお悩みは「制震ダンパー」3選で解決!
制震ダンパーにまつわる疑問として多く挙がるのは、「耐震・免震」との違いです。制震ダンパーが地震のエネルギーを吸収する仕組みや、期待できる数字的効果、設置方法など、様々な視点でチェックしておきましょう。さらに、リフォームで設置が可能かどうか、制震用テープとの違いも、地震対策にこだわるお施主様にとっては、関心の高い項目です。
当サイトでは、制震ダンパーに関する基礎情報とともに、こうした疑問に対する答えを網羅してまとめています。正しい知識を広め、お施主様により安全な住まいを提供するため、他ページもぜひご活用ください。
まもるさん
南海トラフ地震や首都直下地震など、大地震への備えがより重要となってきた昨今、増改築で制震ダンパーを希望するお施主様が増えているようだ。設置の様子や、資料請求から施工日までのスケジュールは、下の「小型・オイルダンパー」導入事例も参考にしてほしい。
「制震ダンパーは種類が多くて、何を選んだら良いか分からない…」という方のために、手軽に取り付けられる「施工が簡単な制震ダンパー」や、安全性が高い「在来工法を強固にする制震ダンパー」、販売実績がある「知名度が高い制震ダンパー」をご紹介。導入時は、施工性やダンパー本体のサイズ、住宅との相性も確認しましょう。
・40坪、最短2時間で設置完了
・120年(※1)の品質保証があるためメンテナンス不要
・リフォーム、後付け、新築、に対応尾可能
価格 | 要問合せ |
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サイズ | 55mm×245mm×145mm |
設置本数 | 8本~ |
施工期間 | 1.5~2時間 |
・2×4工法にも取り付け可
・タスキと筋交いと同フレームへ設置可能
・新築のみ対応可能
価格 | 約60万円/40坪 |
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サイズ | 要問合せ |
設置本数 | 要問合せ |
施工期間 | 要問合せ |
・販促ツールでの工務店フォロー
・無料のシミュレーションソフトを提供
・新築に対応可能。(リフォーム・後付けは要問合せ)
価格 | 要問合せ |
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サイズ | 要問合せ |
設置本数 | 4ヵ所/約42坪以下 |
施工期間 | 約2時間/1棟あたり |
(*1):(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
参照元:トキワシステム公式HP(https://www.tokiwa-system.com/hosho/)
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人
日本免震構造協会」公式サイトに社名が掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを3社選出(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発製品を除く)。
下記に「素材別・制震ダンパー比較表」をご用意しました。技術担当者や決裁者など社内理解を得る際や、稟議書の添付資料としてご活用ください。