ローコストで手に入る住宅は魅力的なものですが、耐震性能を始めとした機能について不安があるという方もいるのではないでしょうか。ここでは、ローコスト住宅の耐震性能と、さらなる耐震性向上に有効な方法も交えながら解説します。
「ローコスト住宅」とは、一般的な価格よりも低いコストで建てられた住宅のこと。目安としては、坪単価30~50万円であればローコスト住宅と言えるでしょう。一般的な住宅は坪単価60万円程度となるため、トータルでのコストをかなり抑えて建てられます。また、坪単価ではなく建物価格が1,000万円台であるものをローコスト住宅と表現するケースもあります。
間取りや内装・設備などがあらかじめ規格化されている建売住宅にローコスト住宅が多く見られ、取り扱われているプランの中から希望のものを選べる規格住宅もローコスト建設を目指せます。注文住宅でも選ぶ建材・設備によってローコスト化は可能。大手ハウスメーカーだけでなく、小規模な工務店でもローコスト住宅が取り扱われています。
ローコスト住宅の耐震性能は、一般的な住宅と変わりません。住宅の価格が安くできる大きなポイントは、材料や設備を規格化し、大量発注できることにあります。そのため耐震性能が極端に劣っているわけではありません。
基本的に耐震等級2のローコスト住宅が多いのが特徴的。耐震等級2は建築基準法の基本レベルに対して、1.25倍(※)の耐震性能を誇るとされています。そのためローコスト住宅でも、基本以上の耐震性能は備えていると考えて間違いありません。
ただし、令和4年には「長期優良住宅に係る壁量基準の見直し」により、長期優良住宅の壁量基準について、従来は耐震等級2または3であったところ耐震等級3のみ(※)となりました。長期優良住宅に認定されていないローコスト住宅は、耐震性能は備えているものの、十分とは言えないレベルであると考えられます。
ローコスト住宅の耐震性能を高めるには、制震ダンパーの設置が適しています。制震ダンパーはコストをかけずに地震対策を行いたい場合や、住宅の耐震性能だけでは不安な場合に効果的な装置です。
制震ダンパーには地震による揺れのエネルギーを吸収する働きがあります。地震対策には「制震」のほかに「免震」もありますが、基礎工事の時点から免震機器を設置する必要があり高額になりがち。制震のほうが設置コストと機能のバランスが良く、制震ダンパーはローコスト住宅の耐震性能向上に大きく寄与しています。
住宅本体の価格が抑えられることが魅力であるローコスト住宅では、基本的な耐震性能が備わっています。建築基準法で定められている耐震性能はクリアしているので、地震に弱いということはありません。しかし長期優良住宅のレベルで比較すると低いケースが多く、十分とは言えないことも事実です。
ローコストを維持しながら住宅の耐震性能を高めるなら、制震ダンパーの設置が適しています。低いコストで設置できて、効率的に地震の揺れによるエネルギーを吸収する機能に優れています。建築の際には、制震ダンパーの設置を検討してみてください。
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*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン