トグル制震ブレースは、回転支承部の鍛造が建築材料として大臣認定を取得している、制震ダンパーです。ここではその特徴や使用を紹介します。
トグル制震ブレースは、地震による建物の揺れや損傷の低減、そして何より人命と貴重な財産である建物を守り、地震後も機能を維持したまま使用できることを可能にした制震ダンパーです。
世界の中でも地震国と呼ばれる日本では、今まで数々の大地震に見舞われてきました。1995年は兵庫県南部大地震、2011年には東北地方太平洋沖地震、2016年には熊本地震など、建築基準法が定めている地震動を上回る想定外の地震が続々と起こり続けているのです。そのため、建物の地震対策に対するニーズは非常に高まっています。
そもそも建築基準法は建物の倒壊を防いで人命を守ることが目標となっているため、自身後も建物を継続して使用できるかどうか、という点は考えられていません。建築基準法を上回る備えを行わなければ、せっかくの建物を守ることができません。
トグル制震ブレースは、てこの増幅原理を応用して力と変形を伝達させ、2本のトグル腕とエネルギーを吸収する1本のオイルダンパーの合計3本で構成されているのが特徴です。
ダンパーの力に対して2~3倍もの水平力を発揮し、他の制震装置と比較すると小さくて性能が高い点がポイントです。オイルダンパーを使用しているため、繰り返しの大地震でも有効で、交換する必要がありません。震度6以上の大きな地震を想定した振動を50回ほど繰り返す実験でも、性能の劣化が見られなかったという結果が出ています。(※)
また重要な部材である回転支承部には、鉄を叩いて鍛えた鍛造品を使用しており、より強固な制震ダンパーです。
実際にワコール新京都ビル、セルコンスクエアビル、富士市役所、山形大学、藤沢市立滝ノ沢小学校、ヒューリック錦町ビル、さらにお寺などでも採用されています。(※)
一般的に建物の地震PMLは25~35%とされていますが、トグル制震ブレースを設置すると地震PMLは10%以下にまで抑えられるといわれています。(※)さらにBCP対策としても、建物や設備機器の被害が低減できるため、工場の生産の早期再開やテナントビルでの好条件での賃貸料設定が可能になるなどの効果が得られます。
まもるさん
良品を見極めるには、基礎知識に加えて、正しい選び方や各メーカーが公表する躯体実験のエビデンスなども見ておくといい。開示情報が多いメーカーの実験動画も参考にするなら、下のリンクで紹介している「制震ダンパー」3選もぜひチェックしてほしい。
公式HPに記載がありませんでした。
公式HPに記載がありませんでした。
会社名 | 株式会社飛島建設 |
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所在地 | 本社:東京都港区港南一丁目8番15号 Wビル その他、日本全国さらに海外にも支店や拠点、事務所あり |
電話番号 | 03-6455-8300 |
公式HP | https://www.tobishima.co.jp/ |
地震の大きさに関わらず、制震機能を発揮
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*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン