近年、長期優良住宅を建てられる、というハウスメーカーは数多いですが、そもそも、長期優良住宅とはどのような住宅を指すのかをご存じでしょうか。今回は、長期優良住宅や耐震性能について詳しく解説します。
長期優良住宅とは、長期間良好な状態のまま住み続けることができる住宅であり、 主に構造や設備が長期間の使用に耐えられるようになっていること、一定以上の住戸面積であること、自然災害への配慮を行っていることなどの条件が満たされている住宅です。また、条件が満たされているだけではだめで、着工前に所管行政庁に申請する必要があります。
長期優良住宅に関しては、耐震性能に関してもきちんと定められています。具体的には、耐震等級が2もしくは3であること、限界耐力計算によって基準に達していることなどです。また、耐震等級とは1~3まで定められていて、1とは震度6強から7程度の地震に対して、倒壊しない程度の耐震性を有していることです。2は、1の1.25倍もの大きさの地震に対して倒壊しない程度の強さが求められます。3はさらに強固になり、1の1.5倍もの耐震性が必要となっています。
そのほか、限界耐力計算に関しては木造住宅の場合は各階の安全限界変形の高さに対する割合が1/40以下であることなどがあり、1つでも基準を満たしていれば問題はありません。つまり、長期優良住宅は自身に気を配ってこそ、長期間使用できる住宅ということになります。
制震ダンパーを活用すると、耐震の弱点をカバーできるため、長期優良住宅には制震ダンパーの設置がおすすめできます。そもそも制震とは、地震の揺れを吸収して抑制するための技術であり、余震などの繰り返し揺れが来る場合にも対応できる点がメリットといえます。
また、地震の揺れが建物に伝わる割合を少なくでき、上階になるほど効果を発揮するため、背の高い建物には特に制震ダンパーが役立ちます。そのほか、地震の揺れを吸収するため、地震後にあえて家のメンテナンスをすることもなく、コストも低く抑えられる点も魅力です。
ここまで見ると良いことずくめのように感じるかもしれませんが、もちろん制震にはデメリットもあります。たとえば、いくら地震の揺れを吸収してくれるとは言え、地震の規模によっては大きな揺れを感じることもあるでしょう。耐震工法に比べると、若干ではあるもののコストがかかる点もデメリットといえるでしょう。
もちろん、地盤によっては設置しても効果がそれほど発揮されないこともあるので、注意が必要です。また、当然ともいえますが、制震ダンパーだけを設置して他は雑になってしまうと、結局制震ダンパーだけでは倒壊を完全に防ぐこともできないため、気を付けましょう。
制震ダンパーだけで地震を防ぐことはできませんが、長期優良住宅では耐震等級2以上にしなければならないという基準があるため、耐震工法にプラスしてより地震に強い家を作ることができるでしょう。
どちらか一方だけでは、大きな地震が来た際に耐えるのが難しくなってしまいます。耐震と制震は、うまく弱点をカバーしあうことで、より大きな自信を耐えられます。そのため、長期優良住宅には制震ダンパーをうまく活用して、来るかもしれない地震に備えておくことが重要です。
地震の大きさに関わらず、制震機能を発揮
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サイズ | 55mm×245mm×145mm |
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施工期間 | 1.5~2時間 |
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設置本数 | 4ヵ所/約42坪以下 |
施工期間 | 約2時間/1棟あたり |
*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
参照元:トキワシステム公式HP(https://www.tokiwa-system.com/hosho/)
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン