狭い土地に建てられた「狭小住宅」は、地価が高く余っている土地が少ない都心部によく見られます。その面積の狭さをカバーするため、駐車場にはビルトインガレージを採用するケースが多数。耐震性能が低くなる可能性が高いことに注意が必要です。
狭小住宅とは面積が狭い土地に建つ住宅のことです。目安として、住宅面積が20~15坪以下であれば狭小住宅だと言えます。
主に都心部のように新たに購入できる土地が少なかったり、地価が高すぎたりする場合に建てられる傾向にあり、1~2階建てでは居住面積が狭すぎるため、3階建て以上となることが多いのが特徴です。
居住面積を確保するためにスキップフロアを採用する場合、高度な設計技術と構造計算が必要。狭小住宅は住宅建築の技術を集めた建造物と言えます。
狭小住宅の耐震性能は法令を守り適正に建設されるため、一般的な住宅に比べてとくに低いわけではありません。ただし、駐車スペースを確保するための「ビルトインガレージ」を設置する場合は、開口部を広くとる必要があり、十分な壁量を確保できません。耐震性能を確保するには壁量のバランスが重要なポイント。壁量が少ないビルトインガレージが採用された住宅は、耐震診断の基準を最低限満たすレベルであるケースが少なくありません。その場合においては特段の対策が必要となります。
床が一体化した建物なら地震による揺れを均等に分散しますが、スキップフロアだと小面積の床が組み合わさって振動を均一に分散できません。地震発生時に特定の壁や柱にばかり力が集中し、建物全体に大きく影響して、最悪の場合倒壊につながる可能性もあります。
また、ビルトインガレージの有無に関わらず、建物は高くなればなるほど揺れによるエネルギーが増加しやすく、建物への負荷は低層建築物よりも高くなります。経年劣化により建築当時よりも耐震性能が劣ってしまうことも想定しておかなければなりません。
以上のような理由から狭小住宅では耐震性能が低い傾向が考えられるため、耐震診断を慎重に行って揺れに耐え得る家造りを目指しましょう。
耐震性能が低いことが多い狭小住宅では、制震ダンパーの設置がおすすめです。
制震ダンパーは骨組みや内壁と外壁の間に設置することにより、地震のエネルギーを吸収する働きをする装置のこと。とくに地震による揺れを吸収して、住宅の耐震性能を補助し効果を高めています。高い建物は風の影響を受けやすい傾向にありますが、制震ダンバーは風による揺れやきしみを抑える効果も期待できます。
本体がコンパクトで、狭小住宅でも無理なく設置できるのも、制震ダンパーの強み。特にビルトインガレージを採用する壁量の少ない狭小住宅においては、積極的に制震ダンパーを取り入れて耐震性能の向上をはかるのがおすすめです。
狭小住宅はビルトインガレージの設置や3階以上で建築した場合、耐震性能が基準値に近くなるケースがあります。敷地面積が狭いところに十分な居住面積や駐車スペースを確保するためとはいえ、高い耐震基準はクリアしたいものです。
そのような狭小住宅のデメリットも、制震ダンパーを設置することで耐震性能を高めることが可能。設置すれば地震による揺れのエネルギーが吸収され、建物への影響を抑える効果も期待できます。
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*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン