神社仏閣で用いられている伝統工法の場合、開口部を多くとることにより開放的な形になっているとともに、大きく重い屋根を用いている建築が多くみられます。本堂などの正面を見ると、開口部を多くすることによって風通しがよく、室内が明るい構造となっているケースがよくあります。
このように、明るく開放的な印象を受けることは良い点ですが、耐震性という観点から考えた場合には、開口部が多い状態は望ましい状態であるとはいえません。耐震性は「壁」が判断材料の一つとなりますので、建物の重さの中心を示す「重心」と、横揺れに対する建物の強さの中心を示す「剛心」の2つの配置について考えた上で、壁を配置していく必要があるといえます。この2つの距離が近いとバランスの良い建物になります。
制震ダンパーとは、振動している建築物の振れを軽減することを目的として設置される装置です。地震などがあった場合には建物が揺れますが、その揺れによって揺れ続けて建物に変形や損傷が発生しないように、あらかじめ設置しておいたダンパーが変形して揺れのエネルギーを吸収します。
ダンパーにはさまざまな種類があります。たとえば、油圧を利用するオイルダンパー、変形する性質を利用して作られた金属ダンパー、ゴムやアクリルなどの素材を用いて作られたゴムダンパーなどが用いられています。
江戸時代に建てられたとされている歴史的建造物に、制震ダンパーの取り付けが行われた事例があります。このケースでは、これまでに住宅用として採用されてきた実績のあるダンパーが用いられました。
こちらの事例では、制震ダンパーが縁の下に取り付けられていますが、もともとの建造物を傷つけずに取り付け可能である点もポイントのひとつ。今後、この事例のように制震ダンパーは、歴史的建造物の維持に役立てられると考えられています。
ここまでご紹介してきたとおり、歴史的な建造物は「柱が細い」「開口部が多い」などさまざまな点から耐震性が低い状態であるものの、制震ダンパーであれば後付けができる商品もあることから、神社仏閣における耐震工事にも対応が可能となっています。ぜひ、耐震ダンパーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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サイズ | 55mm×245mm×145mm |
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施工期間 | 1.5~2時間 |
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設置本数 | 4ヵ所/約42坪以下 |
施工期間 | 約2時間/1棟あたり |
*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
参照元:トキワシステム公式HP(https://www.tokiwa-system.com/hosho/)
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン