GVA(ジーバ)

GVAは、振動を吸収する制震材組み込んだダイヤモンド型フレームを、土台と梁との間に取り付ける制震ダンパーです。地震の揺れを効率よく摩擦熱に変換し、振動で得る建物へ変形を抑えます。

GVAの特徴

制震材に3M社のアクリル樹脂VEMを採用しているGVAは、振動吸収効果・設置環境への適応力・耐久性が期待できる制震ダンパーです。VEMは、長い分子の鎖が絡み合った複雑な構造をしているため、建物の小さい変形によるエネルギーも熱エネルギーに変換して吸収します。

振動実験では、構造材の硬さを推測する固有振動数を計測。GVAを設置している場合、設置していない建物と比べその変化が小さく、建物の耐久性能には、ほぼ影響していないことが示されています。東京理科大学監修の検証実験では、揺れ幅を最大70％抑制できることを証明。1995年の阪神淡路大震災に相当する震度7の地震波を与えると、耐震構造のみのモデルは筋かいが十分に座屈したものの、GVAを設置したモデルは倒壊しませんでした。

参照元：アイ・エム・エー公式HP(https://www.imanet.jp/gva/effect/)

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GVAの仕様

GVAの部材には、六角スクリュービスと専用ナットが含まれています。設置する際、設置箇所の土台面に床合板等で段差がある場合は高さを揃えておき、線と平行にダンパーを90㎜のビスで固定します。
さらにアームを開き、75㎜のビスでリスト(柱用固定金物)を柱に固定。リストには、ビスの干渉を避けるために、ビス穴の高さの異なるA、Bタイプ2種類があり、隣接するスパンに設置する際、隣合わせの両リストが交互になるよう設置しましょう。

参照元：アイ・エム・エー公式HP(https://www.imanet.jp/construction_technique/)

GVAの導入事例

GVAを設置した「お施主様の声」

５年前に新築を建て、GVAを採用させていただきました。地震が起きたときには自宅に家族はいなかったので、直接家の中の状況は分かりませんでした。自宅周辺でもかなりの揺れだったので、家の中の物とかは大変なことになっていると思って、急いで自宅に戻りましたが、ほとんどがそのままの状態で、倒れているものはありませんでした。
以前から地震対策はしており、タンスは転倒防止をしてテレビの下には滑り止め対策もしていましたので、倒れるものはなかったのだと思います。地震直後、揺れの大きさに危険を感じ、急いで外に出たお隣の方のお話によると、「自分の家は地震の揺れに合わせて家が少し傾くのが分かったけれど、お宅の家は明らかに揺れてなかった」と後日聞き、GVAを入れて本当に良かったと思っています。

参照元：アイ・エム・エー公式HP(https://www.imanet.jp/tohoku/#chapter01)

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