制震ダンパーの設置によって「キラーパルス」への対策も行えます。本記事ではキラーパルスの概要や被害について解説した後に、制震ダンパーによる対策法についてご紹介していきます。
キラーパルスとは地震による短い揺れの周期のことです。1~2秒くらいの周期で起こり、一般住宅のような低い建物への影響が大きいとされます。
なぜなら建物の揺れと地震の周期が重なるように発生すると共振が生じることがあり、実際の地震の振動よりも大きな揺れになってしまうためです。震度が同じであっても、キラーパルスが起きるとさらに揺れが強くなり、建物倒壊の危険性が高まります。
キラーパルスは低い住宅や木造住宅に被害を及ぼすことが多く、耐震等級2以下の住宅において倒壊の危険性が高まるとされています。反対にキラーパルスが起こったとされる熊本地震では、耐震等級3の住宅では大きな被害が生じませんでした。
住宅を建設する際に、構造材の間に制震ダンパーを入れると、地震の揺れを熱エネルギーに変換できるようになり揺れを軽減できます。主に壁や柱などに設置されるケースが多く見られます。
耐震技術では揺れを抑えられません。そのため実際の地震の揺れではないキラーパルスへの対策としては不十分であり、制震ダンパーの設置により住宅の横揺れを防ぎやすくなります。
制震ダンパーだけでなく、免震装置も導入することによりさらにキラーパルスへの対策が強固となります。免震装置は免震部分にて地震による揺れを吸収し、建物への地震エネルギーの伝導を抑える役割を果たすものです。
免震装置は建物と基礎の間に導入されるため、制震ダンパーよりも先に揺れに対応します。免震装置で揺れを吸収し、それでも建物に伝わってしまった揺れを制震ダンパーで別のエネルギーに変換できれば、地震の揺れによる影響をかなり小さく抑えられるでしょう。
建設前に地盤改良工事を行うのもキラーパルス対策のひとつとして有効です。もし地盤が軟弱なようであれば杭状の基礎を設置したり地盤を固化材で固めたりすれば、地盤の軟弱さによる揺れの増幅を抑えられるようになります。地盤調査を行って軟弱だとの結果が出たら、地盤改良工事を実施することによりキラーパルスへの不安が軽減されます。
キラーパルスは一般住宅のような低層の建物への倒壊の危険性を高める共振を引き起こします。対策をするには、制震ダンパーや免震装置などを併用して、揺れを軽減するための措置が必要です。
日本は地震大国です。地震の揺れに対する対策は、どれだけ行っても多すぎることはありません。建物の耐震性能はもちろん、制震ダンパーや免震装置も併用して、倒壊の危険性が少ない住宅を建てると不安が少なくなります。
地震の大きさに関わらず、制震機能を発揮
・40坪、最短2時間で設置完了
・120年(※1)の品質保証があるためメンテナンス不要
筋かいの多い在来工法の
木造住宅を、より強固に!
・2×4工法にも取り付け可
・タスキと筋交いと同フレームへ設置可能
新築限定!圧倒的な
知名度でお施主様も納得
・販促ツールでの工務店フォロー
・無料のシミュレーションソフトを提供
*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン