制震ダンパーの設置は災害レジリエンスの向上に役立ちます。本記事では災害レジリエンスの概要に加えて、重要となる要素や災害レジリエンス向上のための方法について解説します。
「災害レジリエンス」とは本来、「弾力性」「回復力」「反発力」などの意味を持ちます。しかし日本においては、災害がおきた際の抵抗力を意味する言葉です。
災害レジリエンスには3つの要素が含まれます。それは「予防策」「順応策」「転換策」です。災害を予防すること、災害に直面したときに被害を抑えるための順応力、復旧が難しい場合に代替案を出せる転換策の3つ。
つまり災害を予防することはもちろん、災害が起きた際に災害への対策を行ったり、復旧や復興を行ったりと「元の生活に戻るための能力」のことを指します。災害レジリエンスが高ければ災害による被害を抑えられる、復興のスピードが早くなるなどのメリットが生じて、元の生活に戻りやすくなると考えられるでしょう。
予防策とはその名の通り、災害を予防するための能力のことを指します。建築物を建てる際に不燃性の高い素材を使うこと、耐震性能を高めること、制震ダンパーや免震装置を導入することなどが予防策です。
また企業においてはBCMを策定すること、BCPの演習を行うことも予防策のひとつとなります。災害はいつ起こるかわからないため、もしものときに備えて、被害を抑えるための策を練ることが災害レジリエンスにおける予防策です。
順応策は、災害による被害が大きくなったときに、柔軟に立ち回るための能力のことです。たとえばいざ災害が起きてみたら、想定していたよりも被害が大きくて対策が追いつかないときもあるでしょう。そのようなときに避難所への被害を抑えるために、柔軟に対応していくことが必要となります。
順応策はいわば、災害による被害をできる限り小さく抑えるための力です。順応力が高ければ、復興・復旧までの道筋も近くなるかもしれません。
災害レジリエンスにおける転換策とは、事前に想定していた対策法を入れ替えることを指します。たとえば企業において、1週間の休業が必要だと想定されていたとしても、実際は建物自体が全壊してしまうことも考えられることです。
もし建物が全壊してしまえば、企業は移転をしなければなりません。被害が想定以上に大きかった場合に、柔軟に対応するための力のことを転換策と呼んでいます。
災害レジリエンスは制震ダンパーの設置により高められます。制震ダンパーとは、建物に加わった揺れのエネルギーを熱などに変換して放散するためのものです。つまり設置すると、地震のエネルギーが建物に加わりにくくなり、揺れが軽減されるということ。
建物には耐震性能が備わっているはずですが、「耐震」は揺れを軽減するものではありません。「制震ダンパー」により揺れを軽減できれば、建物自体に備わっている耐震性能によってさらに倒壊の危険性が低くなると考えられます。
災害レジリエンスとは、災害が起きたときの被害を小さく抑えるために必要なものです。予防策・順応策・転換策の3つをあらかじめ準備しておけば、いざ災害が起きた際にも臨機応変な対応ができるようになります。
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*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
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2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン
なまズン