CLT耐震壁とは、直交集成板(CLT)を用いて建物の耐震性能を高める構造要素です。CLTは、切り出した木材を繊維方向が直交するように積層・接着した大型パネルで、耐震性能の向上に寄与する材料です。本記事では、CLT耐震壁の特徴と耐震性について解説します。
CLT耐震壁とは、木材を繊維方向が直交するように複数層重ねて接着したCLTパネルを耐力壁として用いる構造で、高い強度と剛性を兼ね備えています。CLT耐震壁と鉄骨を組み合わせて耐震性能の向上を図った住宅も見られます。
同じ重量あたりの曲げ性能や、部材断面の取り方で鉄骨部材と同等以上の曲げ耐力を示す場合があり、繊維方向に対する引張性能の高さから強度を確保しやすい点が強みです。また、CLT耐震壁は火災が発生しても表面に炭化層を形成し、燃焼を遅らせる効果が得られるため、耐火性能を備えている点も特徴の一つです。
一方、対応している施工会社が少なく、コストがやや高くなる傾向があります。外壁にCLT耐震壁を採用する場合、防水・防腐加工が必要となる点には注意が必要です。
CLT耐震壁は、地震時に発生する水平力に対して、一定の耐力と剛性を発揮します。壁全体で力を分散して受け止めるため、特定の部材や接合部に負担が集中しにくく、建物の変形を抑える構造です。木材には弾性があり、外部の力を吸収しながらわずかに変形します。加えて、CLT工法の住宅はコンクリート造と比べて軽量であるため、地震の揺れの影響を抑えられるとともに、柱や梁への負荷を軽減する効果が期待できます。
CLT耐震壁の耐震性能は壁自体の強度に加え、接合部の設計・施工精度に大きく左右されます。金物の種類や配置、アンカーボルトの設計などを含めた構造計算を緻密に行うことで、耐震性能を適切に引き出すことが可能です。
CLT耐震壁は高い剛性によって地震に耐える構造ですが、制震ダンパーを組み合わせることで、耐震性能の向上が見込まれます。接合部周りに制震ダンパーを配置することで、接合部に集中する力を減らすことができる点がメリットです。
CLT耐震壁は接合部のずれやひずみによって耐震性能が落ちる恐れがあります。金物を設置していても、地震の揺れによって破断に至る可能性がありますが、制震ダンパーの設置により、接合部の破断リスクを低減し、CLT耐震壁の性能を維持できます。
大地震後の余震が続く場合にも、制震ダンパーはその都度地震エネルギーを吸収するため、構造体への繰り返しの負荷が軽減され、損傷の抑制や倒壊リスクの低減につながるとされています。
CLT耐震壁は、繊維方向が直交するように木材を複数層重ねて接着した木質パネルです。条件によっては、鉄やコンクリートと比較して、曲げ強度や引張強度において一定の性能を示す点が特徴で、耐火性や断熱性を備えている点も特性の一つです。
CLT耐震壁に制震ダンパーを組み合わせることで、耐震と制震の両面から住宅の性能を向上させることができます。CLT耐震壁に加え、繰り返す地震への対策を検討している場合には、制震ダンパーの併用も選択肢の一つとして考えられます。

地震の大きさに関わらず
制震機能を発揮
・40坪、最短2時間で設置完了
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| 価格 | 要問合せ |
|---|---|
| サイズ | 55mm×245mm×145mm |
| 設置本数 | 12本/20坪 |
| 施工期間 | 2~3時間/1棟あたり |

筋かいの多い在来工法の
木造住宅を、より強固に!
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| 価格 | 約60万円/40坪 |
|---|---|
| サイズ | 要問合せ |
| 設置本数 | 要問合せ |
| 施工期間 | 要問合せ |
*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
参照元:トキワシステム公式HP(https://www.tokiwa-system.com/hosho/)
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン

なまズン