制震ダンパーは地震の揺れによるエネルギーを吸収する働きがあり、余震による建物の揺れも抑えます。本記事では、余震と本震との違い、繰り返し発生した場合に制震ダンパーが効果を持続する仕組みなどについて解説します。
余震とは、大きな地震の発生後に、震源地とその周辺で起こる地震を指します。本震の直後に多く発生する傾向があり、時間の経過とともに回数が減っていくのが一般的です。大地震の直後は余震が長引くケースもあるため、繰り返す揺れへの備えが欠かせません。
地震が起こると震源域と周辺で地下の力の状態が変化し、余震が引き続き発生するのが基本的な仕組みです。特に規模の大きな地震が起こった場合、震源域と周辺で地震活動が活発になります。
余震と本震の主な違いは、地震活動における位置づけと規模です。一連の地震活動の中で最も規模の大きいものを本震とし、その後に震源域周辺で発生する小規模な地震を余震と呼びます。
ただし「余震だから揺れは小さい」と油断してはいけません。規模の大きな余震が発生するリスクにも備えておく必要があります。
制震ダンパーは揺れのエネルギーを吸収する働きを持つため、繰り返す余震による構造部材への負荷を抑える役割があります。この負荷の蓄積を最小限に食い止めることが、建物の致命的な損傷を防ぐカギとなります。
制震ダンパーを設置していれば、本震で家屋に損傷が生じた場合でも、その後の余震による被害拡大を抑える効果が期待できます。継続的に地震のエネルギーを吸収し続ける強靭さが、ダンパーの大きなメリットです。
内部のオイルの抵抗を利用して揺れのエネルギーを吸収するオイルダンパーは、規模の異なる揺れに幅広く対応しやすい種類です。
微小な揺れから大きな余震まで瞬時に反応し、建物への負担を効果的に軽減してくれます。ただし、導入費用は製品や設置条件によって異なる点に注意が必要です。
弾力性と伸縮性に優れたゴムを用いたダンパーは、地震の揺れに合わせて建材とともに動き、振動エネルギーを熱へ変換します。繰り返しの振動や比較的小さな地震にも効果を発揮しやすい種類です。
初期費用は抑えやすいものの、製品によってはサイズが大きくなります。既存住宅に設置する場合は大掛かりな工事になる可能性があります。
鋼材ダンパーは、鋼が変形することで揺れのエネルギーを吸収する種類です。特に大地震が発生した際の建物への負担を抑える用途で採用されます。
金属が曲がる際の力を熱エネルギーに変えて揺れを抑える仕組みのため、一定以上の強い力が加わった際に初めて効果を発揮します。そのため、規模の小さな余震では十分に作用しない場合があります。
余震に対する性能は製品ごとに異なるため、よく確認しておくことが大切です。ダンパーの種類ごとの特徴については、以下の記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
制震ダンパーは、繰り返す余震による建物の損傷を抑えるためにも効果的です。ただし、制震ダンパーの種類や製品により期待できる効果が異なるため、設置する目的や建物の構造などに合わせて選定しましょう。

地震の大きさに関わらず
制震機能を発揮
・40坪、最短2時間で設置完了
・120年(※1)の品質保証があるためメンテナンス不要
| 価格 | 要問合せ |
|---|---|
| サイズ | 55mm×245mm×145mm |
| 設置本数 | 8本~24本/30坪~40坪 |
| 施工期間 | 2~3時間/1棟あたり |

筋かいの多い在来工法の
木造住宅を、より強固に!
・2×4工法にも取り付け可
・タスキと筋交いと同フレームへ設置可能
| 価格 | 約60万円/40坪 |
|---|---|
| サイズ | 要問合せ |
| 設置本数 | 要問合せ |
| 施工期間 | 要問合せ |
*1:(株)トキワシステムが販売する「αダンパーExⅡ」製品に関して保証するものです。設計施工マニュアルに従った設置で、保証期間内に故障をした場合に限ります。無償修理、有償修理にかかわらず、修理が必要と判断される場合、本製品の設置および取り外し、再設置費用については保証対象外となります。
参照元:トキワシステム公式HP(https://www.tokiwa-system.com/hosho/)
【選定基準】
2022年6月1日調査時点において、「制震ダンパー」「制震装置」「制震システム」でGoogle検索して表示される全ページおよび「一般社団法人 日本免震構造協会」公式サイトに掲載されている中から、木造建築物を対象に制震機能のある装置をリリースし、「実績、実験結果、制震材の数的情報ページがある製品」という条件をクリアしたメーカーを選出しています(大手ハウスメーカー標準採用の独自開発商品を除く)。
ぼくが言うのもなんだけど、地震対策は大切だズン

なまズン